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新型コロナウイルス感染症

新型コロナウイルス感染症
(COVID-19)とは

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、「SARS-CoV-2」というウイルスによって引き起こされる感染症です。
主に咳やくしゃみによる飛沫感染、またはウイルスが付着したものに触れた手で口・鼻・目を触ることによる接触感染によって広がります。
発熱や咳などの呼吸器症状が主な症状で、子どもの場合は軽症で済むことが多いですが、基礎疾患のあるお子様は特に注意が必要です。

子どもが新型コロナウイルスに感染した時の症状

お子様が新型コロナウイルスに感染した場合、咳、くしゃみ、発熱、のどの痛み、味覚や嗅覚の異常、頭痛などの症状がみられることもあります。
さらに腹痛や下痢、倦怠感などの消化器症状を伴うこともあります。
症状には個人差があり、軽い風邪のような症状から重篤な呼吸困難に至るまでさまざまです。

子どもは症状が軽い?

子どもは症状が軽い?小児の新型コロナ感染症は、95%以上が無症状または軽症とされています。
発熱は通常1~2日で治まることが多く、長引かないのが特徴です。
また、咳や鼻水などの風邪のような症状に加えて、嘔吐や下痢など、消化器症状のみを呈する場合も少なくありません。
ごくまれに重症化し、肺炎や高熱が続くこともあります。
また、感染後数週間を経て発症する「小児多系統炎症性症候群(MIS-C)」と呼ばれる状態にも注意が必要です。

新型コロナウイルス感染症の
原因

感染経路

新型コロナウイルスの感染経路は、主に接触感染、飛沫感染、エアロゾル感染の3つです。
接触感染は、ウイルスが付着したドアノブや手すりなどを触れた手で、口や鼻、目を触ることで感染します。
飛沫感染は、感染者の咳やくしゃみで飛び散った飛沫(ウイルス)を吸い込むことで感染します。
エアロゾル感染は、密閉・密集・密接の「3密」環境下で、空気中に漂う微粒子(エアロゾル)を吸い込むことで感染します。

潜伏期間

新型コロナウイルスの潜伏期間は1~14日とされ、平均5日程度で発症するケースが多いです。
オミクロン株では、潜伏期間が2~3日と短く、ほとんどの方が7日以内に発症します。
感染力は発症の約2日前から、発症後7~10日程度続くとされており、発症前から感染性があるため、市中での感染拡大を引き起こしやすいと考えられています。

新型コロナウイルス感染症の
治療方法

新型コロナウイルス感染症はウイルス感染症の一つであるため、抗菌薬は効果がありません。
軽症の場合は、重症化を防ぐために十分な休養と水分補給を行い、自宅で安静に過ごすことが基本です。
肺炎などの重症例では、入院治療が必要となることがあります。

治療薬「ゾコーバ錠」は
12歳以上が対象

ゾコーバ錠は、新型コロナウイルス感染症に対する経口治療薬です。
ウイルスの増殖に必要な酵素の働きを抑えることで、体内のウイルス量を減少させます。
その結果、症状の回復期間の短縮、重症化のリスク低減、後遺症の予防効果が期待されています。
12歳以上の新型コロナウイルス感染症のお子様が服用の対象です。

お子様の感染を予防するには

子どもの感染を予防するにはお子様への感染予防には、一般的な標準予防策が有効です。
具体的には、こまめな手洗いと手指消毒、身体的距離の確保(感染者との距離を2メートル以上保つ、人込みを避けるなど)、必要時のマスク着用、こまめな換気(密閉空間を避ける)などが挙げられます。
ご家庭でも、咳エチケットや身の回りの衛生管理を徹底することで、感染拡大のリスクを減らすことができます。